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薬草と健康51号14p

昨年11月、キリンホールディングスと国立感染症研究所の共同研究において、乳酸菌L.ラクティスプラズマ(プラズマ乳酸菌)が、経鼻接種によって、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスへのウイルス増殖抑制効果があると発表しています。(非臨床試験)また、このことを昨年10月、日本ワクチン学会、11月、日本ウイルス学会学術集会でも発表しています。3年前は、風邪とインフルエンザに効果があること、新型コロナウイルスの複製増殖を低下させることを確認。(試験管試験)として紹介しました。

 昨年11月に、キリンホールディングスが発表したことで興味深かったことは、当初、18日には、感染防御効果として発表、2日後の20日には、感染防御効果を増殖抑制効果に訂正しています。このことの思いがあるのですが、憶測はよくないので事実のみ報告しておきます。

 プラズマ乳酸菌は、現在、機能性表示食品として販売されており、上記のような効果をコマーシャルで発表できず、キリンとしては非常に残念な思いでいると思います。

 プラズマ乳酸菌は、免疫の司令塔(pDC)を活性化させるので、新たなウイルスにも効果が期待できます。そうなると、ワクチン接種よりも副反応もないプラズマ乳酸菌でよいのではないかと思うようになります。現に私は、プラズマ乳酸菌を3年前から取り入れていて、感染してもおかしくない環境にもいましたが、新型コロナウイルス、インフルエンザにかかっていません。これはたまたまかも知れませんし、3年前に紹介した、理化学研究所が発表した白血球の型(HLA-A24)で、かからないのかも知れません。プラズマ乳酸菌は、他にもいろいろな効果がありそうだと思うようになり、ChatGTPにいろいろ質問すると、鋭い視点ですねと、まだ、研究成果は発表されていないようです。キリンの宣伝になりましたが、私はキリンとの利害関係は、過去も現在も全くありません。

6. オートファジーを活性化すれば元気でいられる!

 オートファジーとは、細胞が自分の力で、自分を新品にする細胞の若返り機能です。オートファジーは、細胞の新陳代謝、有害物質の排除、栄養を得る、の3つの役割があります。オートファジーは、年令とともに機能が低下することが分かっており、細胞ケアする必要があります。細胞ケアは、食品、食事制限、運動、サプリメントなど様々な方法で可能です。

 近年の研究では、オートファジーの活性化を促すエビデンスのある食品成分が分かってきました。その成分は、ウロリチン、レスベラトロール、スペルミジン、アスタキサンチン、カテキンです。ウロリチンとレスベラトロールは、サーチュイン(長寿遺伝子)も活性化させる効果が報告されています。

・ウロルチンは、ザクロ、ベリー、ナッツ類(くるみなど)に含まれる。壊れた ミトコンドリア(細胞内にいて、体が動くエネルギーを作る役割をする)を除 去するオートファジーの働きをサポートする作用が確認されている。

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