徳島県薬草協会会長あいさつ
佐藤 賛治
徳島県薬草協会は、創設以来、50年を迎えました。半世紀の歴史の中で、先輩各位の多大な努力により、多くの業績を残すことができました。
徳島県薬草協会は、薬草栽培に興味を持つ者の集まりというだけでなく、年間行事として「総合薬草展」、支部活動として「ミニ薬草展」「薬草苗交換会」などを通して、協会会員以外の方にも薬草利用についての啓発に努めています。
薬草原料の多くを国外から輸入していることから国の施策で徳島県においても各自治体に呼びかけ生薬生産組合を発足されています。高齢化や社会状況の変化によって休耕田畑が広がっています。参考に脇町支部においては、市の指導支援を受け、山間地帯の休耕畑を利用して三年前より、薬草会社との契約指導で三島柴胡の栽培に取り組んで参りました。また昨年から薬用生姜の栽培も始めてみました。面積は10aですが、山の頂上で標高500M位で日当たりが良く乾燥する条件的に良い場所ではありません。会員の協力を得て、栽培収穫出荷をしていますが採算は取れていません。地域振興と所得向上に私共協会員のなかにも呼応して参加している方がいて成果を上げています。
県内の山野は薬草木の宝庫とも言われています。採取ばかりでは自然環境に逆行することにもなります。それぞれの地域に適した薬草を見つけだし栽培と利用で健康増進を図るとともに更に加工販売まで6次産業につながればと願っています。
徳島県薬草協会
薬草の正しい知識の習得と普及に努め、県民の健康保持に寄与することを目的としています。
- 薬草に関する知識の収得や普及に資する事業
- 薬草に関する調査及び研究
- 薬草の栽培指導
- 薬草の販売
入会希望の方は、入会申込みのページから、お申し込みください。
会員になられますと、サイト内の会員専用ページで、詳細情報・ノウハウなどをご覧いただけます。